夜勤交替制労働の改善を求める国会請願署名提出
国会議員室を訪問し、現状を訴える

日本医労連は、3月6日~7日の二日間、国会議員要請行動と対政府交渉を行いました。
福岡県医労連からは、全医労、全日赤、全労災(全国組合)と、健和会労組、飯塚市立病院労組、福岡民医労、書記局から代表が参加し、終日行動を展開しました。
6日の要請行動前の全体集会で、国会議員による情勢報告がありました。そこには福岡県選出の野田参議院議員が出席されていて、最初に発言しました。議員控室訪問では、現在福岡県医労連で集約している署名用紙を、紹介議員になって頂いた国会議員に託しました。また、紹介議員の要請も行いました。

◎与野党の国会議員と懇談

今回の訪問では、議員本人は自見花子氏(自民党)、稲富修二氏(国民民主党)、田村貴昭氏(共産党)、仁比聡平氏(共産党)と懇談。秘書対応でも自民党・山本幸三氏、原田義昭氏、三原朝彦氏、鬼木誠氏と懇談が出来ました。
また、立憲民主党・野田国義氏(秘書)田村貴昭氏(共産党)、仁比聡平氏(共産党)に署名を渡すことができました。
対政府交渉では、厚生労働省が看護、医療、介護、労働の4ヵ所、文科省、総務省などと交渉しました。

◎署名が国を動かす!
◎今こそ実効ある医療従事者の働き方改革を!

医師・看護師、介護職員の「働き方」が社会問題になっている中で、党派を越えて関心が高まっていることがわかる中央行動でした。
皆さんの署名が国を動かし、より良い医療・看護介護を実現します。
今後も署名の取り組みをお願いします。

◎雨の中、銀座をサウンド☆デモ
交渉終了後、雨天の中、人事院・厚労省前で、全労連・国民春闘共闘中央総決起集会が行
われました。続いて、銀座サウンド☆デモ「大幅賃金引上げ、8時間働いて人間らしく暮らせる社会を!」が行われ、
全国の労組とともに参加しました。

ふやせ看護師!自ら声を上げ、行動しよう
福岡県ナースウェーブの会 第12回総会開く

「ふやせ看護師!!福岡県ナースウェーブの会」は、2月16日、第12回総会を福岡市内で開催しました。
会場には、25病院から看護師など61名が参加しました。
前半は学習講演、続いてリレートークを行い、急性期医療、慢性期医療、在宅医療の現場からの報告を受けました。
その後、総会議事に移り、活動方針、財政方針、役員体制案を採択しました。

第12回総会は、松田ユリ会長(福岡県医労連副執行委員長、北九州市職労病院評議会議長)の開会挨拶ではじまり、続いて、「2018年ダブル改定後の影響について」と題して寺園通江氏(日本医労連中央執行委員)が講演しました。講演では、依然として人手不足で深刻な看護職場の実態を示しながら、
診療報酬の改定の特徴について「急性期医療の縮小」「入院から在宅へ」「医療から介護へ」等政府の政策を反映した改定となっていること、
現場からの抜本的改善を求める運動と訴えが重要であることが強調されました。
リレートークでは、北九州市職労病院評議会より久家憲子さんが「診療報酬改定後の急性期病院の現状と現場の想い」、健和会・戸畑けんわ病院の伊藤修さんが「自施設(療養病床)の現状と、慢性期医療現場での看護の重要性について」、福岡医療団・訪問ステーションわかばの松尾真実子さんが「在宅医療の現場より」をテーマに報告しました。
参加者からの質疑と意見交換の後、松田会長が講演とリレートークのまとめを行いました。続いて総会での活動方針、財政方針、役員体制を江藤事務局長(福岡県民医連事務局次長)が提案、全体の拍手で承認しました。
最後に今回で退任される有光副会長(健和会本部)より、直接ケアの時間をいかに増やすかという視点や国の医療政策を変えていく取り組みの重要性など、
今後の活動へのメッセージと合わせて閉会挨拶を行いました。