☆福岡県医労連とは
正式名称は、福岡県医療労働組合連合会です。
福岡県内で働く病院・診療所、介護・福祉関係施設などの労働組合の連合会です。
2022年6月現在で、33組合が加入し、組合員数は約8,000人です。
福岡県医労連は、日本医労連(日本医療労働組合連合会)に加盟し、全国では175,000人が結集しています。
福岡県医労連は労働組合法にもとつく労働組合で、資格審査を受けて、法人格も取得しています。福岡県内では唯一の医療産業別労働組合です。
福岡県医労連は、各病院・介護施設の労働組合として加入するだけでなく、個人でも加入することができ、また医療福祉の専門職だけでなく、事務・助手職員、臨時・パート・嘱託、委託・派遣労働者の方も加入することができます。
☆福岡県医労連の活動とめざすもの
福岡県医労連は、医療福祉関係労働者の賃金・労働条件の改善と県民の医療・福祉の充実の二つの柱で活動を進めています。
医師を除く医療業の所定内賃金平均は、全産業平均よりも低くなっていましたが、2021年調査では、はじめて上回り664円プラスとなりました。
しかし、看護職で比較すると全産業平均を6,800円下回り、介護職では、76,960円も低く、依然として大きな格差があります。
福岡県医労連は、医療福祉関係労働者の社会的役割にふさわしい賃金の引上げ、深刻な医師・看護師・介護従事者不足を解消するための大幅増員の取り組み、労働基準法違反をなくして働きやすい職場づくり、国公立公的医療機関の廃止・縮小に反対し、存続・充実、地域医療の確保の運動、平和憲法を守り民主主義擁護の運動への連帯、不当解雇・リストラを受けた労働者の支援活動などを行っています。
また、医療研究集会や看護学習会などにより、より良い医療・看護をめざす研修会も行っています。
こうした活動を通じて、医療福祉関係労働者の処遇改善と地位の向上、県民・地域住民が安全で安心できる医療体制の整備確立をめざしています。